今日12月12日は漢字の日
(財)日本漢字能力検定協会が1995年に制定した記念日です
「いい字一字」が「1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)」と
語呂合わせになることにちなんでいるそう
毎年その年の世相を表す「今年の漢字」を全国から募集して
京都の清水寺で発表していますが、今年は明日が発表のようです
漢字好きの私としては、
清水寺の和尚様のあの達筆な筆使いを見るのが毎年の楽しみです♪
☆冬至
さて、今は二十四節気の「大雪」の候
富士山も先週一気に冠雪しましたね
大雪が終わると、次は冬至
大雪も大切ですが(?)冬至はもっと大切!
今年の冬至は12月22日です
北半球で太陽の位置が一番低く、昼が一番短い
夏至の頃の日照時間と比べると5時間程 短くなります
陰極まって陽になる 一陽来復☆
春分も、その1年を観るとても重要な日ですが
私は冬至も、翌年を占うべき日だと思っています☆
太陽は、翌23日から山羊座へ入ります
夏至の祝祭と同様に、冬至の祝祭も古代より世界各地で行われています
太陽はこの日で一番力が弱まるけれど
その翌日から復活することを盛大に祝ってきたのですね
日本各地の神社もそれぞれ冬至祭を執り行っています
伊勢神宮では内宮宇治橋正面、大鳥居の真ん中から朝日が昇り、
その瞬間を観よう、写真におさめようと、毎年大勢の人がカメラを手に集まったり
各神社ではお守りをこの日から出したり、かぼちゃを煮てふるまったり、
柚子を売ったりと 祝い事でとてもにぎやかに☆
☆冬至には「ん」のつく食べ物を
冬至の日は、最後に「ん」がつくものを食べると良いといわれています。
かぼちゃは南瓜と書いて なんきん
その他、だいこん、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん。
「ん」が2つ重なるこの七種類を「運盛り」と呼び、
更に運が倍になる、と喜んで食されています
だいこん、にんじん、れんこんなどの根菜類は身体を温める野菜
陽になるといっても、これからが本格的に厳寒に向かう時期ですから
根菜を食べたり、柚子湯に入って身体を温めるなど
寒さを乗り切る力を保つ、いにしえからの知恵が盛り込まれています
神社では、お守りの中に、
きんかん と ぎんなんを入れて出す所もあって
「金銀そろって商売繁盛」の祈りがこめられているそうです
ちなみに、6月の夏至の時には「う」のつく食べ物
土用の丑の日の「うなぎ」がそれに当たります
夏至と冬至で「うん」。 合わさって「開運」の縁起ものです♪
日本人がこうして漢字を合わせたり、
面白おかしく語呂合わせをしたりするこの風習が私は本当に楽しくて
漢字のルーツ、語源や字源などを探りたくなります☆
★さまざまな冬至祭
この冬至祭、古代中国では暦で一年の始まりの日という重要な節気として
現在も神様や先祖を祀り、一家で宴を囲む風習が残っているそうです
西側諸国を見回すと、
古代ローマでは農耕の神を祀って
人々は仮装し宴会を開き贈り物を贈り合うとか。
北欧は緯度の高さから、もともと日照時間が短いため
この日を境に太陽の力が復活する冬至を特に大切な日として
「ユール」と呼び祝います
「ユール ログ」という木の幹を薪にして燃やし、火を囲んで宴を何日も開催
この火が悪魔から身を守ってくれるとされ
クリスマス時期と近い事もあり、後にキリスト教と融合し
現代のようなプレゼントを贈り合うクリスマス習慣になっていったそうです
「ユール ログ」の行事自体は今では目にしませんが
薪、丸太の形をしたお菓子は今でも「ブッシュ ド ノエル」として
クリスマス時期に愛されその名残を残しています
※「ノエル」はフランス語でクリスマスの意
クリスマスと年末年始って、山羊座の季節
堅実で律儀で真面目な山羊座の季節だからこそ
東洋でも西洋でも、冬至を大切にしたさまざまな風習が
世界中に毎年しっかり定着したのでしょうね(個人の感想です♪)
季節の行事を大切にする心は、人との絆を深めますね
人との会話も運を開く大切なコミュニケーション
冬至の縁起物、最後に「ン」がつく これも大事なものですね♪
と、漢字の日にちなんで語呂合わせしてみました
(合わさってない? 漢字じゃないし)
今週は、あと10日後と迫ってきた冬至に寄せて
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