夏至まであとひと月!

このところ急に気温が上がってきました

この5月のお天気は珍しく不安定ですね
このあいだは、こちら方面
雷がゴロゴロドーン!と真夜中じゅう大きな音がしていました


さて、先週、太陽が双子座に入り、一年で一番明るく輝く季節となりました
紫外線も一番強い時期です

コミュニケーションが盛んになり
いつもに増してさまざまな情報が行きかうでしょう

ただ、今は水星が逆行中
通信関係、交通関係、コミュニケーションの行き違い、忘れ物などには
注意をはらっておいてくださいね


さらに
今日は火星が牡羊座に入りまして、こうなると
誰しもが何かしら「何か始めなくちゃ!」「何かやりたい!」と
うずうずとした気分になっているかもしれません


6月21日の夏至まであと一か月
湧き出るそのパワーをぜひ大切に扱っていってください
そこからこそ、あなたの今年やるべきことのヒントがひそんでいます


夏至というのは、とても大切な季節の切り替えの時
ここから、また世の状況に微妙な違いが出てくるでしょう

ホロスコープでいうと、太陽が蟹座に入る日となります


☆季節の大切な節目 二至二分(にしにぶん)

夏至・冬至を二至=にし  春分・秋分の二分=にぶん
これを称して「二至二分」

立春・立夏・立秋・立冬は四立=しりゅう
暦ではこれら「二至二分」と「四立」を「八節(はっせつ)」とよんでいます

夏至は一年の中で一番日が長い日、ということは
陽が極まる時、太陽の力、エネルギーが最強の日ということですね

そこから、太陽のパワーを最大限に受け取ることのできる
浄化力の最も高い日でもあるのです


翌日から日は短くなっていくばかりで、陰陽が切り替わり
これは言ってみれば、相反するものの交差点といえます

例えば
男と女、昼と夜、表と裏、右と左、呼吸・吸う息吐く息、など
表があれば裏が必ずあるように

夏至はただ二十四節気のひとつというだけでなく
古来からの自然の大切なことわり
陰陽の真理に、改めて意識を戻す大事な日だなと思うのです


☆夏至祭
この日、世界各国で「男性性」と「女性性」を特に意味深く捉えられており
結婚や子孫繁栄を願うお祭りが各地で開催されています


三重県伊勢市の二見興玉神社内にある夫婦岩では
夏至の時に遠く富士山の背から昇る日の出を
ちょうどこの岩と岩の間から見る事ができ、とても神秘的☆

夫婦岩=男性性 女性性の象徴です





また、世界を見回すと、冬が長い北欧地域にとって
夏至は太陽と一番長く過ごせる貴重な日
この日はクリスマスと共に大切で、盛大に夏至祭が催されます

フィンランドの夏至祭は太陽を崇めると共に
男性神と女性神の出会いを祝うという意味から
子孫繁栄、未来の配偶者を見つけるためのおまじないも祭りの中で行われるとか

夏至のその夜、枕の下に7種類の花を置いて寝る
そうすると、夢で将来のフィアンセに会うことができるそうです

ロマンティックですね
この日に結婚式を挙げるカップルも多いといいます

北欧はこの時期、真夜中でも太陽が沈まない白夜の期間
夏至祭の間は一晩中かがり火を焚いて、酒を酌み交わし豊作を祈ります


☆イギリスのストーンヘンジ

ストーンヘンジは、夏至と冬至を知るための天文学的装置じゃないかといわれています

夏至の日の出、冬至の日の入り に石の円の中央に立つと一直線に太陽が見え
その方角がわかるように石が配列されているのだそう。

太陽はいわゆる「生」の象徴 
その力が最大となるのが「夏至」であり
少しでも太陽の力を注ぎこみたいと、古代の人々の純粋な太陽を崇拝していたのでしょう





曇っていても雨でも雲の上の太陽の力は強大で地上まで届きます
私は以前よく、夏至の日に「白糸の滝」まで行きました

梅雨空と重なる事が多いのですが、滝のしぶきとともに
空から浄化されるような心地になり、
行ったあとは、必ず心身共にみなぎる力を得ることができました


夏至の日はパワーの強い場所に行ったり、キャンドルをたいて瞑想するなど
自分の内面に向き合ってみるには最適なタイミングです

浄化のアクションにチャレンジする日と決めて行動すると
きっと素晴らしい開運につながります

今から夏至までの間、内観する時間をとってみてください
いつもより、ハッとひらめく瞬間が多くなるかもしれません