自己一致と太陽&月のアスペクト

今日は、カウンセリング的、心理学的なアプローチから☆

カウンセラーとして大切な事のひとつに「自己概念」「自己一致」というのがあり
クライエントと対する時に、カウンセラーが自己一致していることがとても重要とされています

カール・ロジャース来談者中心療法における
自己概念と自己一致

カール・ロジャースは20世紀で影響の大きかった心理療法家として第一位となった
アメリカの臨床心理学者です

「自己概念」とは、自分はどのような人間であるかという自己認識のこと
自分で自分の能力、言動、魅力をどのように認識や定義しているか

自分の能力に自信がある人は「肯定的 積極的な自己概念」を持っているし
逆に、自信がない人は「否定的 消極的な自己概念」を持っている

自己概念は「自分はこのような人間である」という思いを肯定する情報や証拠に
意識、注意、目が向かいやすい

つまり「自分は優れている」という自己概念を持つ人は、
自分の成功・人からの評価・報酬など「肯定的な証拠」に注意が向かいやすいため
更にどんどん自分に対して自信を持ちやすくなり

反対に「自分は能力がない、駄目な人間だ」という自己概念を持つ人は
自分の能力や業績を否定するような証拠ばかりに注意や目が向かっていくため
ますます自己嫌悪に陥り、否定的な状態にはまり込みやすくなる

悪循環ですね

 

人生を前向きに自信を持って意欲持って生きていこうとするのであれば
「肯定的な自己概念」を持つことが重要となるわけです。

カウンセリングの主な目的は、否定的、悲観的になっているクライアントに
自己概念を肯定的に変えられるよう促す事

来談者中心療法(クライアント中心療法)を開発したカール・ロジャーズは
カウンセラーがクライアントの話す事を丁寧によく聞いて=「傾聴」して
受容的・共感的な理解を示すことで、このクライアントの自己概念の変化が進むと考えました。

共感的なカウンセリングの体験は、人が本来持つ肯定的な自己実現を促進させると
ロジャースは考えたのです

自己一致

更にロジャーズがカウンセラーとして大切な基本的態度としているものに
自己一致・徹底的な傾聴・共感的な理解・無条件の肯定的受容 などがあります

「自己一致(self-congruence)」とは
カウンセラーにとってもクライアントにとってもたいへん重要な要素で
自分の内面で感じている事、認識している事と、自己経験、外面が一致している事を言い
心の中と、行動や言動、相手に対する態度などがありのままの自分でブレがない状態の事をいいます

「自己不一致」はそれが一致していないこと

あらゆる悩みを解決するには
「自分の本当の気持ちに気づく」ことと「それを嘘偽りなく言葉にできる」ことです

例えば、相手に対して自分の内側ではイライラや怒りを感じていて、それを認識もしているが
顔では笑って対応している、そんな事まったく思っていない風な態度をとっているなど、
本当の想いを隠して関わっている

あるいは、パートナーを本心では愛しているのに、様々な外的条件により
別れなければならない場合
または、もう嫌いになったと思い込んでいて別れようとするなど、
心の奥底にある本心、気持ちに自分で気づけていない場合

などが、不一致の状態

そのせいで心が不安定になったり、体調が悪くなっていたりするのに
それに気づいていないため悩み苦しんでしまいます

カウンセリングの場において、クライアントの悩み苦しみは
自己不一致が起こっている場合に多く起こります

クライアントに自分の本当の気持ちに気づけるように関わっていき、
クライアントが本心をきちんと表現できるようになること、
自己一致してもらう事がカウンセリングの大きな目的です

きちんと表現できる、というのは、ただ感じているだけでなく
自分で気づいたからこそ自分の言葉で語れる、という事が非常に大切になります

カウンセラーが先回りしてどんどんヒントを与えるのではなく
自分で気づいて自分の言葉で語る、表現できることがとても大切です

 

カウンセラーの自己一致

クライアントだけでなくカウンセラー本人も自己一致が必要です
カウンセラーが自分自身の感じていることに気づいていること、
それを嘘偽りなく素直に表現できること

つまり カウンセラーが心を開いて素直でいれば
クライアントに良い影響を与えるということになるのですね

自分自身の内面で起きていることを意識していられる状態にあるカウンセラーだと
クライアントも安心して自分自身の深い部分に目を向けられます

例えば、クライアントは「夫と別れたい」と言っている
こちらは、どうも心のどこかで不協和音を感じている
何か砂を踏んでいるようなジャリジャリした感覚を胸で味わう事があります

このジャリジャリ感は、このクライアントが本心に気づいていない、
本心は違う、という違和感です

そこで
「私には、あなたが心底ご主人と別れたいと思っているようには感じられないのですが」
と自分自身の心に正直な感想を述べます

すると、クライアントは本当は夫を愛しているわけですから
「え?あ、あら?」と立ち止まり 考える時間ができます

即座に否定したとしても、何らかの化学反応がクライアントの心の中で起こります

自己一致には、試行錯誤、長い経験が必要だと言われます
人生にはいろいろな事がたびたび、様々に起こり
そのたびに新たな経験をし、人は迷い立ち止まるからに他なりません

新月生まれの自己一致

ここで私が思うのは
自己一致しやすい性格や心理と、一致しにくい性格、心理があるだろうということです

占星術的に考えると
西洋占星術は人間の心理を見る事に強いのですが

ネイタルの太陽と月が合であれば、自己一致しやすい性格といえるでしょう

太陽月が合(ごう)=コンジャンクション、同じ度数で重なる意味
というのは、新月の日の生まれということ。
これは公私混同しやすい星の配置です。

つまり
公の太陽が私の月と重なり月・私が隠れる
公私を切り替える必要がない 裏表がない

仕事しても素、素でも仕事
素のままパワフルに仕事ができて 休みの日に仕事でも一向に気にしません
素の延長で仕事場に向かうのです

これは、環境からそうなる事になっている方も多いです
例えば、家が仕事場である とか
親のやっていた事業を子供時代から見ていてそのまま引き継いだとか

常に社会と自分との接点がすぐそばにある
社会経験も一人素になる時も、場所も時間も同じなわけです

心、気持ちと経験が常に一体化している場合、自己一致は容易でしょう
私から見ると とても自身に対する信頼感があり、ぶれていない人が多いです

男女関わらずのことですが、主婦の方が新月生まれの場合
夫が相当な働き者が多く亭主関白
自分は夫(太陽)と同化し 夫によく尽くし内助の功を発揮します

いずれにしても、自分の心と行動が一致するのです

逆に、太陽と月がスクエアの場合
葛藤や緊張が常につきまといます

自分の社会的役割と自分の気持ちに折り合いがつきにくい
思い通りにならない事が多いため、不安定で好戦的

このような性質と経験から、成長過程において自己一致を試みようとすると
相当にがんばってがんばってやってみる、といったことになるでしょう

がんばって相当意識してやってみて、ようやく大人になってから
一致を見ることができる ご苦労された分、大きく成長されています

それでも葛藤や緊張はつきまといますが、もう課題としてはクリアしていて
自分でコントロールができているようです

カウンセラーさんがそうであった場合は、
常に学び、更に成長を続けていらっしゃる事が多いですね