今回は
仕事で忙しくしているさなかに、あなたは「本当の自分ではない」と感じることがありませんか?
というお話。
本当は穏やかな性格なのに、会社で厳しい姿勢を見せていたり、
実際は内気なのに外交的に振る舞ってみたり。。。
で、自分の中に2人の自分がいる、と思って不安になっていませんか?
◆性格の要素3つ
「ありのままの自分」「自然体でいる」ことがよい、楽に生きられる、
などとよく言われますね。
確かに、そんなふうに生きられたらとても幸せだと思います。
でも、仕事の時の自分とプライベートの自分、
例えば、家族といる時、恋人といる時など、
違う自分が出ている気持ちになる人もいるのではないでしょうか。
いったい、どれが本当の自分なの?と不安になることもあるかもしれません。
性格を決定する要素は
1「遺伝」
2「社会」
3「個人」
の3つがあると言われています。
1の「遺伝」は言うまでもなく、持って生まれたもの。
内向的とか外向的などの性格も、生まれつき備わっているものでしょう。
2「社会」は、社会的な要請に沿ってあらわれる性格です。
例えば、積極的な性格が自分のおかれている社会で評価される場合、
その社会にもまれていくうちに積極的になってくる、積極性が出てくるといわれます。
3「個人」は、本人の計画や目標のために出てくる性格。
リーダーとなるととたんに強気になったり、威張ってみたり、
このコミュニティでは和を保とう、と思って接すれば、協調性が高くなってくる、
というように、もともと持っていたものが強く出てくる
「個人」の本質が強く出てくる場合があります。
「自然体」「ありのまま」とは、本来生まれてきたまま=「遺伝」的な性格といえます。
実際、遺伝的な性格のままいられる環境で育つと「幸福を強く感じる」ということが
心理学の研究で判明されているようです。
となると
「ありのまま」ではいられない自分はどうなるのでしょうか。
時に応じて、性格を変えて社会に対応するのには理由がありそうです。
「自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義」を著したブライアン・R・リトル博士は
「人間は、生まれ持った性格に従って行動する時に力を発揮することもあるが、
愛情やプロ意識から普段と違う行動をとることで、個人や職業人としての責任を果たそうとする」
と書いています。
環境に合わせて性格を変えて対応することが、
愛する人への「愛情」、仕事に対する「プロ意識」だとするならば、
その順応力や柔軟に物事に対処する姿勢は素晴らしいものといえるでしょう。
家族や恋人のために穏やかな自分になる。
仕事では、外交的で積極的な人物を出す。
どれも社会に適応するために称賛されるものと思います。
ですから、自然体、ありのままでいられない自分をなぜだろうと
不安に思ったりする必要はありません。
環境に対応している自分に「よしよし」と頭をなでてあげてよいのですね♪♪♪
ただし、気をつけなければいけないのは、
もともと持っている遺伝的な性格を変えて過ごすのは
けっこうな心理的負担になっているはずだということ。
大切なのは
本当のありのままの自分に戻れる「時間」「場所」を確保することです☆
本来、内向的なのに外向的な自分を演じているのなら、
ひとりになって過ごせる、時間と場所を
日々、あるいは、週に1度は持つ必要があります
ありのままの自分でないことに不安を感じていたら、なおさら
ありのままの自分に戻れる時間を確保しないと、
どんどんストレスが溜まってしまいます。
もし、今、本来の自分になれる場所がまだ見つかっていないなら
その場所を探してください。
そうしなければ、メンタルがとても不安定になってしまいます
見つけて、ぜひそこで過ごしてくださいね
★星読みからすると。。。
星読みからすると、素の自分というのは、
あなたのホロスコープでは「月の星座」があらわしています。
公の自分は「太陽」。
言うまでもなく「私は何座」という時の太陽の星座です。
この太陽と月が同じ星座であったり、同じエレメントである場合は
それほど、公私を分けて演じることに苦痛をあまり感じません
しかし、太陽と月が向かい合っていたり、特別な場所にあったりすると
社会に順応するための性格を演じることに葛藤を感じるでしょう
でも、社会ではやはり演じなければならない
やらねばならぬで辛い時、葛藤を感じているなら、
ホロスコープで太陽と月の場所の関係性を確認してみて下さい。
辛いのはこの関係性のせいだったのかと、腑に落ちてきて
こころがストンと楽になります。
ひとりの時間と場所を確保したら、星を読んでみてくださいね
※参考文献:
『自分の価値を最大にする ハーバードの心理学講義』(ブライアン・R・リトル/大和書房)
☆あなたの太陽と月の関係性を探すお手伝いをします☆